歴史ある高津・大山街道沿い
石川五右衛門の大釜で親しまれた飯島金物店跡地に、
地上15階建て(約46メートル超)の高層マンション
「プラウド高津」の建設が進められています。

私たちがこれまで守り育んできた町を土足で踏み荒らし、
いいところ取りをして、ひと儲けしようというのです。
地元住民の意見も要望も無視、寄り添う素振りもない彼らに
この町を語る資格などありません。
これは二重の略奪です。

景観や環境のみならず、地域の「誇り」までも踏みにじる
野村不動産「プラウド高津」建設に抗議します。

TOPICS

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私たちの暮らしへの影響は?!

大切にしてきた歴史と文化が
踏みにじられる?!

東京・赤坂から靑山-渋谷-三軒茶屋を通って、神奈川の大山へと延びる大山街道。二子玉川から多摩川を渡ってすぐのところにある高津区二子は、江戸時代に宿場町として栄えました。今では大手IT企業や巨大ショッピングセンターが進出した二子玉川とは対照的に、低層階の街並みを壊さないという住民間の協定を守り継いできた高津の街並み。穏やかで庶民的な風情を愛してきた私たちにとって、鉄とコンクリートの巨大建築物は街のアイデンティティーと相容れない「異物」でしかありません。

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通勤·通学ラッシュや交通渋滞、
事故の心配は?!

工事車両が行き交う建設工事は今年10月から2年3ヵ月も続きます。そして新規に41戸もの家族が入居することになれば、片側1車線の大山街道はさらに混雑します。車、バイク、自転車、歩行者が入り乱れる通勤通学時間帯は、とくに子どもたちにとっては危険がいっぱい! 急行が停車しない二子新地駅と高津駅の混雑も心配です。日常のちょっとした移動や買い物などにも支障が出るおそれがあります。

災害時の避難場所、
避難経路は大丈夫?!

2019年の台風19号で武蔵小杉の高級タワーマンションが次々と浸水・停電、あっけなく機能停止してしまいました。高層マンションの弱点が明るみになった出来事です。建設予定地は市が指定する「家屋倒壊等氾濫予想区域」で、洪水時の被害が大きいとされる場所です。もしもの事態が起きたとき、マンションの全41世帯をまるごと収容できるような避難場所は確保できるのでしょうか?  またその避難経路は?  この地域には防災備品の蓄積所もありません。防災計画の検討なしに建設を進めれば、地域全体を災害の危険にさらすことになります。

日陰になる家、テレビが映らなくなる家、
突風を受ける家が続出?!

地上50m近い高層マンションが建てば、当然たくさんの家がその日陰になってしまいます。電波障害で地デジやBSの放送が映らなくなる家もあります。また、建物付近ではビル風と呼ばれる危険な突風が吹くようになります。これらは高い建物がある場所では必ず起こる現象で、避けることはできません。私たちにとって高層マンションはそれ自体が「災害」だとも言えるでしょう。

いつも誰かに
見られている気がする?!

自宅の窓からいつも眺めていた大空が、巨大なマンションによって永遠にさえぎられてしまったら…。毎年楽しみにしていた花火も見えなくなる。そしてはるか上方の高層階から、見えない視線が絶えずこちらを見下ろしているような気がして…。精神的な不安・不満やストレスがもたらす健康へのダメージはとても大きいものです。しかし、うつ病が長らく「なまけ病」と呼ばれて軽んじられてきたように、こうした精神的障害の深刻さを事業者はどこまで理解しているのでしょう?

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ネズミ、ゴキブリ、シロアリ…
害虫害獣が大量発生?!

大規模な工事が行われるとき、現場やその周辺に生息していた害虫・害獣が工事の騒音や振動に驚いて、いっせいに大移動を始めることがあります。最近やたら害虫が多い気がする、工事のせいじゃないかしら?と思っても、これもまたその因果関係を証明することは難しいものです。ネズミさんが「あそこから逃げてきたんだヨ」と証言してくれればいいのですが…。

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「想定外」を想定してる?!

東日本大震災以来、耳にタコができるくらい聞かされてきた「想定外」という逃げ口上。でも、想定外の事態が今では毎日のように起きています。想定外の暴風雨、想定外の大事故、想定外の不正行為、想定外の無責任…。ひと昔前の常識や性善説はもう通用しません。高層マンションが想定を超える大事故を起こさない保証などどこにもありません。何かあってからでは遅いのです。

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あなたの家の
資産価値が低下する?!

苦労してやっと手に入れた新築の一戸建て。そのすぐ真裏に高層マンションが建ってしまったら……日当たりが悪い、見晴らしが悪い、プライバシーがない、ビル風が吹く、電波障害がある…。そんなことになったら、資産価値も下がってしまいます。

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これって
持続可能な計画なの?!

少子高齢化が進んで人口は減少する一方だというのに、こんな高層マンションが本当に必要なのでしょうか? これから20年、30年先を考えれば、建物は老朽化し、維持費は膨らみ、それに反して入居者は働き盛りを過ぎて高齢者になっていきます。子どもたちは巣立ち、新規の入居者もいない…。どんどん空き部屋が増え、いずれ廃墟と化して地域のお荷物になってしまうのでは?! 目先の儲けだけを優先して将来にツケをまわすようなやり方は、時代の流れに逆行しています。

ひとつ建ったら、
2つめ、3つめも…?!

高層マンションは目障りだけど、自宅とは離れているし直接の影響がないから、と安心していてはいられません。このマンション建設はこの後に続く乱開発の始まりかもしれないからです。ひとつ成功したら、次も、また次も、とエスカレートするのが世の常です。これを許してしまったら、次はあなたの自宅のすぐ裏にさらに巨大なマンションが建てられるかもしれません。実際にこの数年間、栄橋方面から高層マンション建設が相次いできた事実があります。どうか「明日はわが身」という想像力と共感力を持って、この問題に向き合ってほしいのです。

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