大切にしてきた歴史と文化が
踏みにじられる?!
東京・赤坂から靑山-渋谷-三軒茶屋を通って、神奈川の大山へと延びる大山街道。二子玉川から多摩川を渡ってすぐのところにある高津区二子は、江戸時代に宿場町として栄えました。今では大手IT企業や巨大ショッピングセンターが進出した二子玉川とは対照的に、低層階の街並みを壊さないという住民間の協定を守り継いできた高津の街並み。穏やかで庶民的な風情を愛してきた私たちにとって、鉄とコンクリートの巨大建築物は街のアイデンティティーと相容れない「異物」でしかありません。


ひとつ建ったら、
2つめ、3つめも…?!
高層マンションは目障りだけど、自宅とは離れているし直接の影響がないから、と安心していてはいられません。このマンション建設はこの後に続く乱開発の始まりかもしれないからです。ひとつ成功したら、次も、また次も、とエスカレートするのが世の常です。これを許してしまったら、次はあなたの自宅のすぐ裏にさらに巨大なマンションが建てられるかもしれません。実際にこの数年間、栄橋方面から高層マンション建設が相次いできた事実があります。どうか「明日はわが身」という想像力と共感力を持って、この問題に向き合ってほしいのです。
