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野村「質問にはすべて回答したと認識している」



いやいやいやいや、


「まともに回答してもらっていない」



というのが、私たちの認識です。

これまでの回答に対する反論、さらに問い直したいこと、新たに湧いた疑問、野村に対して言いたいことは様々あります。それをコピペの回答書1枚で「すべて回答した」などとよくも言えるものです。

工事強行から半年の節目に 「なぜ話し合いに応じないのか」と、再度問い詰めましたが、同じ返事のくり返しで、まともな理由は返ってきません。

すったもんだのあげく、「話し合いに応じてもよい」が、その前に質問内容を精査したいので、まずは「書面で要求書」を送ってほしいというところまで、なんとかこぎ着けました。
(ここまではコンサルのフォーエバーサンクスを介しての対話)


というわけで、2025年7月6日付で野村不動産に対して再度の協議を前提とした「質問の事前通告書」を提出しました。
これに対して「書面で返答して終わり」などということのないよう、くれぐれも念押ししたことは言うまでもありません。
内容は以下の通りです。

「(仮称)高津計画」再協議へ向けての質問事前通告書(2025.7/6)PDF

野村不動産株式会社
神奈川事業部開発課 次長 M.S.様


2025年7月6日


(仮)高津計画 再協議へ向けての質問事前通告書


①工事が強行されて半年が過ぎました。資材高騰や人材不足が進むなど、昨年とは状況が急激に変わってきています。大規模再開発計画の見直しや、頓挫するケースも相次いでいます。中国経済の失速によるマンションバブル崩壊の兆しも指摘されています。
そんな中で、

(a)当初計画のままで採算は取れるのか。

(b)コストカットのために計画の変更・微調整はあるのか(あるなら具体的に)。

(c)工事が予定より長引く可能性はないのか、また、

(d)長引かせないために、あるいは採算確保のために無理な工事(休日作業、時間外作業、過重労働、突貫・手抜き工事、経験不足の作業員の起用、基準を満たさない建材の使用など)をしないと約束できるか、それを近隣住民に対してどう担保するのか。

(e)関連して、以前にお願いした、使用する資材・建材などにPFAS(PFOS・PFOAなど)や原発汚染土が含まれていないかどうかについての調査は行ったか。行ったならその内容と結果の提示を、行っていないならその理由を。

(f)上記(a)~(e)を踏まえれば、工事期間中および完成マンションの安全性にますます疑問と不審が増していると言わざるを得ない状況です。これらを払拭するポジティブな情報があるなら教えてください。


②再三の求めにも関わらず、これまで話し合いに応じてこなかったことは、御社の企業理念「人、街が大切にしているものを活かし」「人びとと共に育み」云々に反しないのか、地元の納得を得ずしてどうやって「あしたにつながる街づくり」ができるのか、あらためて論理的で一般に理解可能な説明を求めます。

③関連して、この5月に近隣住民へ2度目のアンケートを行った結果、「工事の騒音と事故の恐怖に耐えきれず引っ越した」という方がおられました。また事業者に望むこととして「話し合いや要望に応じる、謝罪するなどの誠意を示してほしい」との回答が7割を超えました。近隣住民の住環境や人生そのものに大きく影響を及ぼす事業者の責任として、また崇高な理念を掲げる大企業の自負として、これらの声にどうお応えになりますか。

④工事はこれから上へ上へと積み上げていく工程になります。気候変動も激しさを増す一方で、ビル風に対する不安はまったく払拭されていません。実態として「高層ビル建設による風害(ビル風)が、”風が吹けば強風になる”状態が極めて多く」、「多摩川周辺で近年建設された5~8階建てのビル周辺でも、想定外の被害(花壇が吹き飛ぶ、自転車で転倒するなど)が発生している」等の情報もあるため、「改めて風害について対策(および調査)を講じてほしい」との要望が根強くあります。何らかの調査・対策を講じるお考えはありますか。

⑤私たちはいまだに完成マンションがどんなものになるのか、完成予想図(パース)も含め具体的な情報を示していただいていません。マンションの全体像(外観、内観、間取り、設備・備品など)や販売開始時期、ターゲット層、販売価格、販促方法(広告掲載メディア、時期、訴求ポイントなど)を教えてください(現時点で公表できる範囲で。またいつ公表できるのか)。

⑥一般論として、SDGs(持続可能性)に対する御社の姿勢と取り組み実績を教えてくだい。


まだまだ訊きたいことはたくさんありますが、ここでは新たに出てきた疑問や特に重要と思われる事柄に質問を絞りました。他の質問につきましては、これらの回答とともに協議の場でゆっくりとお伺いできればと思います。 協議の日時・場所などは、フォーエバー・サンクスK氏を通じてご相談させてください。 よろしくお願い申し上げます。

以上


飯島金物店跡地を考える会 一同
代表 片岡修一


質問の趣旨としては、1年前とは建設事業をとりまく状況が大きく様変わりしている中で、当初の計画のままで本当に説明通りのマンションが建設できるのか、という新たな問題にどう対処するのかということです。
実際に中野サンプラザなどの大規模再開発計画の頓挫や停滞が相次いでいる野村としては、非常に苦しい状況であることは間違いないでしょう。
これは、建設費を予算内に収めることや工期内に完成させることが優先され、見えないところでの手抜きや不正・違反行為が行われる可能性が高まったことを意味します。
また、野村がどれだけ高い意識とビジョンを持ってこれらの計画を進めているのかという、当初から最も疑問に思い、最も問いただしたい根幹の部分に関しては、いくつか角度を変えながら重ねて質問をぶつけました。
これらの質問に対してどのような回答がなされるのか、協議の日を待ちたいと思います。 

(2025.7/6)





〈追記〉

野村不動産が協議の申し入れを拒否しました。
7月25日、フォーエバーサンクスK氏より連絡があり、「これまでに話し合いはした」「質問には回答済み」として、「再度の協議には応じない」「再質問に回答する必要もない」との認識を伝えてきました。
しかし、今回の「質問通告書」には、これまでに出ていない新しい質問が含まれているため、「回答済み」という理屈は通りません。理由なく協議を拒否するのは受け入れられない旨、野村に伝えるよう突き返しました。
なぜこれほど野村が話し合いを嫌がるのか、それは質問に正面から答えられないからに他なりません。理屈にも道理にも合わないことをやり続けていることの証です。
野村が協議の席に着くまで、くり返し要求し続けます。

(2025.7/25)





〈追記2〉

野村不動産が協議の申し入れを再度、拒否しました。
8月4日、フォーエバーサンクスK氏より再度連絡がありましたが、またしても「金太郎飴」! 「話はしない」「回答はした」「自分(フォーエバーサンクス)が代わりに話す」…という前回と同じ話のくり返しでした。いったいこの人たちの頭の中はどうなっているんでしょう? 人の話を聞いていないのか、理解力がないのか、それとも意図的な戦略なのか…? 何れにしても、これでは話は平行線のまま、不信感が募る一方です。「問題解決」が職務であるフォーエバーサンクスはその役割を果たしていないことになります。
この「金太郎飴」という表現にも不満そうでしたが、だったら同じことばかりくり返してないで、まともな返答を持ってきなさいよと言いたい(言いましたけど)。
他にも着工前日にスタンディングデモをしたことや、HPなどで実名表記していることなどへの不満をいくつか述べていましたが、それらはすべて認められる範囲内での言論の自由であり、文句を言われる筋合いのものではありません。ついには「直接野村のS氏と話を」などと職務放棄的なことまで言い出す始末。「こちらはKさんの立場を尊重して、頭越しに野村とやり取りするようなことは避けてきたのに、それで本当にいいのか?」と念押ししたら撤回しました。
彼も実はすごく実直で生真面目な人なのでしょう。少なくとも、しらばくれないで連絡してきただけでも誠意はあるということに(今のところは)しておきます。(10/4削除)
というわけで、再々度の連絡待ちです。またご報告します。
※指摘を受けましたので、今後は名前を伏せて表記します

(2025.8/4)





〈追記3〉

協議の要請から3ヵ月。最後の電話から丸2ヵ月連絡なし!
10月4日、今日でフォーエバー・サンクス K氏が「またあらためて連絡します」と言って電話を切ってから丸2ヵ月が経ちましたが、まだ連絡がありません。
SNSで何度もメンションを送っていますが、それにもまったく反応なし。「HPやSNSはいつも拝見している。熱心な読者」という言葉も真っ赤な嘘だったのか、つぶさにチェックはしているが無視を決め込んでいるのか。いずれにしても本当に失礼な人です。以前にK氏をフォローするようなことを言いましたが、すべて撤回します。
こうしてノラリクラリと時間を稼ぐことで、こちらがあきらめるかうやむやになると思っているのかもしれませんが、こうした不誠実をくり返すことで野村不動産や自分自身の顔に泥を塗っているということが分からないのでしょうか。不動産コンサルタントなどと立派そうな肩書きですが、交渉能力も問題解決能力も皆無、メッセンジャーボーイの役割すら果たせず、ただ野村の前で通せんぼしているだけの「ポチ(番犬)」認定です。
最初から分かっていたことではありますが、これでフォーエバー・サンクスが悪意を持って私たち近隣住民と野村不動産との対話を妨害しているという客観的な根拠だと言えますので、今後は野村同様に抗議の対象とします。
引き続き、対話を要求していきます。

(2025.10/4)






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